とずけんどっとこむ

研修会1大盛会

カリスマ授業者と豪華ゲストに参加者興奮

 SANY0063.JPG6月15日におこなわれた今年度第1回目の都図研研修会1は、200名を超える参加者を得て、鈴石弘之前会長と、会場校 品川第二延山小図工専科 元研究局長の中村隆介氏の公開授業から始まった。
 この授業者お二人は、辻会長の言葉を借りれば「都図研の新旧2大カリスマ」。授業実践においても瞬時に子どもの心をとらえて解放し、個々の活動に没頭させる魔法使いである。加えて、授業後のパネルディスカッションでは、あの「造形遊び」を当時文部省で孤軍奮闘、全国に定着させた西野範夫氏。定点観察から子どもの造形活動の意味を解説する名人、文科省教科調査官の奥村高明氏。全造連・関ブロ大学部会の中核であり、都図研をいつも支援していただいている、聖心女子大教授の水島尚喜氏をパネリストに招くという濃い内容であった。 
 公開授業はアリーナ(体育館)で3年2組児童36名が、授業1(中村組)と授業2(鈴石組)とそれぞれ18名づつにわかれておこなわれた。

「スキないろ、スキなかたちにつつまれて 
−自分の美術館をつくろうー」

授業1

 「スキないろ、スキなかたちにつつまれて −自分の美術館をつくろうー」では、子どもたちがそれぞれ持ち込んだ想いのこもったお宝を前に、中村氏が優しく語りかけ、本時の内容や目標を説明。子どもたちは自分の持ってきた材料や、用意された材料などで生き生きと自分の美術館製作に没頭していった。
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「かんじて、ならべて、つくりだす」

授業2 

 鈴石組「かんじて、ならべて、つくりだす」 では、段ボールの大きな囲い(プール?)、その中にみんなでトウモロコシでできた緩衝材をたっぷりいれる。中に入って、さわったり、あびたりして遊び、その特質を知る。用意したスチロール板に思い思いに接着し始める(水で簡単に接着できる)。大きな板には友達と相談したり、協力したりして楽しみながらくっつけ、お互いの良さも感じ取っていた。作った作品を壁に立てかけたり、ベックス紙に貼りつけたり、自分の顔にくっつけたりして楽しんでいた。
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Digestパネルディスカッション

 パネルディスカッションの詳細については、後日 記録のまとめが配布されると思う。 ここでは各パネリストの印象に残った発言だけをダイジェストする。

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西野範夫氏

リンゴの花は、良い実になるものだけを残して摘花する。はたして人間は…? 子どもが困っていると、すぐ手を出そうとする大人。子どもが悩み、考え、行為しているところに「いのち」が現れる。自己と他者、二人称の世界が大切。独りよがりに注意。どんな指導要領になろうと教師と子どものあいだに介入はできない。

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水島尚喜氏

断片や記号をいくら集めても全体にはならない。評価を過去のレッテルにせず、子どもの今と未来をつなぐものにしてほしいと思う。

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奥村高明氏

 国・算・理・社…それぞれの目標を達成していれば、今の教育はこうなっていない。子どもが聞いていなければ教師の発問の意味はない。子どもがわからない大人が、子どもの一部を取り出して論じている。子どもを切り刻むな。全体がその子の表現であり、全ての行為に意図がある。

Series
「子どもと図工を考える」Vol.9

子どもの「評価」について考える 

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目黒:五本木小 鈴木 陽子

Seriesのコーナーにまとめました。